色黒大阪人が気ままにつぶやくブログ

色黒で大阪人で人事(過去形)な僕がなんかつぶやきます。

新卒2年目で転職するにはリファラルが圧倒的に良かった話

最近、転職活動をしていました。
それをSNSなどで報告していると、転職やキャリアの相談を受けることが非常に多かったので、需要ありそうかな、と思い自分の転職の話をしてみます。

※先に断っておきますが、あくまで自分の経験によるもので既存のサービスなどを否定する意図はありません。ご了承ください。

まずは転職サイトに登録してみたけど…

転職活動を始めるときは多くの人と同じく、まだ仕事をしている状態だったので、とりあえず転職サイトに登録して、スカウト待ちつつ求人探しつつ…って感じでした。
しばらく経って分かったこと。

 

「謎の転職エージェントからしかスカウトこねえw」
「テンプレ全開のメールしかこねえw」

 

採用担当をやっていたこともあって、(というかなくても分かるレベルでしたけど)テンプレ感を察知出来てしまったので、スカウトメールのタイトルだけ見て読まない日々が続きます。

一応何社か話を聞きに行ったりしましたが、

「ほとんどの会社で新卒レベルとして扱われる」
「故に給与水準が低いオファーしか来ない」

ということがわかってきました。

年齢の割にはいろいろやってきたと自負していたので、少しショックだったのと、ここで決めるのはしっくりこないな、と思ったのでした。
ちなみに、これは人材紹介のビジネスモデルによるところも大きいかと思うので、それはこのあと詳しく書いていきます。

サービスをあきらめてリファラルに全振りへ

そんなこんなで、知り合いからの紹介で採用や入社をするいわゆるリファラルにシフトしていきます。
もともと他の会社の方からお誘いいただいていたりもしたので、
「これってSNSに転職の話書けばお誘い来るんちゃう」
くらいの希望的観測をもとにして、とりあえずFacebookに投下してみたのでした。
そうすると、大手もベンチャーも様々でしたが15社くらいの方からご連絡をいただくことができました。

「とりあえず飲みに行こう」
「うちおいでよ」
「いくらほしい?」

 とかとか。

転職に限らず、新卒採用やアルバイトなんかもそうでしょうが、やはり知り合いの方から誘ってもらうと自分の性格や仕事の内容をある程度知っている分、マッチ度も高いし何より話が速いのが利点だな、と感じました。
ほとんどの会社の方がすぐに条件提示までしてくれましたし、ストレスなく進んでいきましたね。
あとやらしい話、給与も全然違いますね。

リファラルの方が好条件が提示される理由

まあここは人材紹介のビジネスモデルの話を考えれば当たり前の話になるんですが、
人材紹介した際の約30%を紹介手数料として得ている、のが一般的な人材紹介業ですね。
となると、年収が高い層を紹介した方が、紹介元として得られる報酬は多くなるので、優先度は高くなってきます。
そうすると若手層は後回しになるわけで、結局自分で転職先を探さないといけないわけです。
そして、紹介手数料で収入を得ているモデルだからこそ、それを払う側の企業は出来るだけその費用を抑えたい、と思うわけです。
そうなってくるとオファーする給与を抑えたくなるのも当然ですよね。
一番驚いたので言えば、リファラルでオファーを受けたA社に比べて、エージェント経由でオファーを受けたB社の給与はちょうど半分でした。
もちろん、業界などが違うので単純に比較はできないですが、わりと衝撃でしたね。

必要とされるから辞めるが一番理想

以前、下の記事で書いた通り、僕自身は早期の退職について割と肯定的です。

www.blackenny.com

が、実際転職活動をしてみると、

「ほかの人に必要とされている」

つまり

「うちにおいでよ、みたいな話がいくつか来ている」

状態じゃないと逆に損してしまうこともあるのかな、と思いましたね。
そういうオファーがなぜ来ていたのか、って考えるとこういうブログやSNSで、

「自分がやっていること」や「どういうことを考えているか」などを仕事もプライベートも割と発信している側だったからかな、と思います。
これはオンラインに限らず、オフラインでも同じで、同じ業界や同じ年代の交流会に積極的に参加をしたり、とかも大事になってくるのではないでしょうか。

最後に

たぶん、転職サービスに関してはサービス自体の当たりはずれ以上に、タイミングや担当になった人の当たりはずれがあるんだろうと思います。
これは採用する側だった経験からも言えることですね。
今回は本当にいろんなオファーをもらって幸せな時間でしたし、お断りした方々にまたいずれ誘ってもらえるように、これからもしっかり努力していきたいですね。
それではまた。