売り手市場の今日、採用担当っていわゆる「採用活動」だけやっていればいいわけじゃなくなってきました。
簡単に言えば、媒体に露出してのんびり待っているだけで応募がたくさん来る時代は終わったということです。
当たり前のことではあるのですが、採用担当が採用「戦略」から考えないといけない時代です。
そんな時代にあって、そして色んなツールがあるわけですが、自分で少し動いてみて分かったことがあります。
「Wantedlyで採用力図れるんじゃね」
- Wantedlyで出来ること
- 採用担当が伸ばすべき2つの能力
- Wantedlyの手軽さに協力してくれる人をどれくらい作れるかがスタート
- Wantedly上で簡単な分析もできる
- ちゃんとやれば割と楽に結果が出るWantedly
- ※ちなみに
- 最後に
Wantedlyで出来ること
ざっくり言ってしまえば
- 求人や募集を作ること
- 採用ブログのように自社について発信をすること
- (プランによって)スカウトやオファーを送ること
の3つです。
そして大きな1つの特徴が、FacebookなどのSNSでシェアができ、それが(なんらかのロジックで)Wantedly上の検索順位に反映されるということ。
このWantedlyを運用するうえで求められる能力は
の2つになってくると思います。
採用担当が伸ばすべき2つの能力
今あげた中で
- マーケティング能力
- 全社を巻き込む能力
が今の採用担当に求められる能力の一部になってきています。
マーケティング能力をさらに言語化すると、相手の属性を細分化して把握し、その属性や志望度など相手に合わせたアプローチを行うことで、自社の採用につなげる能力といったところでしょうか。
相手がどういう情報を求めているのか、に合わせてこちらから出す情報やアプローチを変えていく。文字で見ると当たり前ですが、意外と難しかったりします。
また、そうやって相手に合わせたアプローチをするのであれば、採用担当だけでは対応しきれません。例えばエンジニア志望の学生が欲しい情報(開発環境や細かい言語の話など?)は採用担当が話すよりもCTOや現場のエンジニアが話す方がいいでしょう。
そういう意味で、全社メンバーを巻き込む能力が必要になってくるのです。(だってそんなの採用担当にわかるわけないやん)
Wantedlyの手軽さに協力してくれる人をどれくらい作れるかがスタート
上のように巻き込むことが大事だといっても、いきなり面接や面談をガッツリというのはハードルが高いかもしれません。でも、Wantedlyのように記事を1本書いてもらったり、それ経由で応募してくれた学生と話をしてもらうことであればハードルはやや下がるでしょうし、それさえ厳しいのであれば記事をシェアしてもらうことでも良いですね。
とにかく何らかの形で採用担当以外のメンバーが協力をしてくれるかどうか、というのが採用力を図る一つの指標になるのではないでしょうか。
Wantedly上で簡単な分析もできる
マーケティング能力の話に移ると、Wantedly上で簡単なアナリティクスが入っていて、自分の書いた記事にどれくらいのPVがついていて、そこから応募にどれくらい繋がっているのか、その転換率はどれくらいか、などを簡単に拾えるのはいいですね。
情報としては少ないですし、本職でマーケティングやっている人からすれば、
「これをマーケティングと呼ぶなwww」
って怒られそうですが、僕たち採用担当にとっては「複雑すぎない程度の情報が」「いい感じに可視化されている」ことがスタートとしては欲しいので、最初に手を付けるにはちょうどいいかもしれません。
ちゃんとやれば割と楽に結果が出るWantedly
ちょっと運用してみて分かりましたが、まじめにやれば割りと楽にエントリーやPVを集めることが出来ます。
細かい数字はさすがに書けませんが、ある程度ターゲットを決めて記事を書き、5人くらいの社員にシェアをしてもらえば、デイリーのランキングで3位くらいまでには割りと簡単に入ります。
「会社ランキング」みたいなものもあっという間に上位1%くらいには持っていくことが出来ます。
そして言うまでもないですが、そうなってくるとそれなりに応募が集まってきます。
※ちなみに
僕は割りとこのサービスを敬遠していました。
だって
結構な会社数が集まっている=競合が多い
から、応募にあまり繋がらないんじゃないか、と思っていたからです。
が、ある時他社で採用マーケをやっている友人と話をしたときに、
「マーケティングの知識が多少あって、ターゲットを決めてマメに更新できれば、結構いい結果出せるよ」
というアドバイスをもらったことをきっかけにチャレンジすることにしたのでした。
その友人は僕とは比べ物にならないくらいしっかり記事を書ける方なので、僕がこういう記事を偉そうに書くこと自体憚られるのですが…(笑)
最後に
自社の採用力を図る、というと大げさかもしれませんが、
を図るのは割といいサービスなんじゃないかな、と思います。
Wantedlyを回すことで、どこに自社の採用課題があるのか、が少し輪郭をおびてくるのではないでしょうか。
その採用課題を解決するために自分で動くもよし、それに適した外部のサービスを使うもよし、といったところだと思います。
本日はこれまで。Wantedly関連の記事はもう1つ書こうと思っているのでまた次回。