色黒大阪人が気ままにつぶやくブログ

色黒で大阪人で人事(過去形)な僕がなんかつぶやきます。

タスクは70%の状態で投げるべし。

以前、「色黒大阪人な僕が即レスに異様にこだわるたった1つの理由」の記事で少し触れた「70%のデキでさっさと投げ返す」話を深掘りしていこうと思います。

学生時代優秀な人ほど仕事が遅くなるワナ

クライアントのオーダーに応える、タスクの基本型はこれですよね。

クライアントは社外にいるケースもあれば、社内あるいは同じチームのメンバーかも知れませんが。

もちろんオーダーには100%応えたい、という気持ちはきっと正しく、追い求めるべきものですよね。

そこで「優秀」な人はワナにかかるんですよね。

「100%の状態で提出しなきゃ!」って。

クライアントのオーダーに応えたい。

間違えて怒られたくない。

1発で正解にたどり着きたい。

色んな事情があって、その影響で「完璧」な仕事を目指してしまいがちですよね。

かく言う私もそれでした(笑)色々炎上したなー、うん。

ほとんどのクライアントの中にゴールイメージはない

ここはしっかり意識すべきポイントですね。

ほとんどのクライアントには「明確なゴールイメージはない」です。

「こんな感じだといいなー」とか「こういう方向性で」のような、アバウトなゴールイメージしかありません。

アバウトなゴールに対して100%の正解を求めることがそもそもおかしいですよね。

では、どうするのが良いのか。

「型を作って、そのあと一緒に埋めていく」

これが大事です。

※ちなみに、もちろん、めちゃめちゃ明確なゴールを示してくださる方もいますが、かなり例外的なケースですし、そういう場合は進捗も計りやすいので、今回は一旦除外して考えていきます。

70%の進捗=型を作ること

冒頭にお伝えした、70%でさっさと投げちゃえ、っていうのはここですね。

クライアントのふわっとしたイメージをある程度の型にして具体化する、これが70%の状態です。

売上があげたいと言われれば、「●●って方法がありますよ」とか

記事を作るなら「全体の流れは出来ました。どうでしょう?」みたいな状態。

そうするとクライアントは言ってくれるはず。

「おお、これいいね。どれくらいの効果があるの?」

「もう少し○○な方向でいけない?」

やっとゴールイメージが明確になってきました。

自分で作った型を基準に方向性を明確にしていくイメージですね。

これは自分の中での方向性だけじゃなく、クライアントの方向性も明確にしていく意味で本当に重要です。

繰り返しになりますが、クライアントに明確なゴールイメージがついているケースは少ないので。

そもそも僕らのいう「100%」なんか価値がない

元も子もないことを言えば、僕らが「100%」って思ったところで1ミリの価値も無いんですよね。

それが「何%」なのか判断するのは「自分ではなく相手」だから。

特に若いうちや、クライアントとの関係が浅いうちは、僕らの仕事なんて「基本ゴミ」なんですよね。

だってまだ分からないことの方が多いんですから。知識的にも経験的にも足りないことばかりで、(語弊はありますが)出来なくて当たり前で、提出した課題なんか「使い物にならなくて当たり前」つまりは「ゴミで当たり前」なんですよね。

ただ、その中にも

「良いゴミ」と「悪いゴミ」

があって、最初はそこを分別して「良いゴミ」を育てていくしかないんですよね。自分の理解が追いついているところ、自分の得意なところ、など要因は様々ですが。

そう考えると最初のうちから100%を目指してバタバタしてしまうのは、無意味なのかなと正直思いますね。

 とにかく最初は打席に多く立つべし

じゃあどうするのが一番成長するのか、というと「とにかく多くの仕事をこなすこと」です。

新人でも、その仕事をするのが初めてでも、なんでもいいですが、「習うより慣れろ」というように、とにかく数をこなすのが一番早いです。

もちろん一定以上こなしたあとは「しっかり振り返る」という頭を使った作業を行うべきですが、何もわからない状態で振り返りをしたところで「浅い振り返り」しかできないので、それならばとにかく数をこなすことが重要なんですよね。

数をこなしてその分、アドバイスやフィードバックをもらうのが大事。

何かを習得するとき、最初のうちはかけた時間やこなした量に対して、成長率が非常に大きいものです。

この成長率が大きいうちに、数をこなしてしっかり成長すること。

そうするとあるとき、「ガムシャラにやってきたけど、このままじゃダメかも」と思うときがやがて来るので、そのときに「振り返り」をして、次につなげればいいんですよね。

ま、もっとも、数をこなす間に殆どの人は小さい試行錯誤をしているはずなので、何も考えてないわけではないんですけどね。

まとめ

ということで、まずは自分の成果なんて「ゴミ」みたいなもんだ、と良い意味で割り切って、どんどん数をこなすこと。

そしてどんどん人に投げて、フィードバックやアドバイスをもらうといいです。

自分の頭の中で考えているより、先輩や同僚の目にさらしてみることです。

先に言ったとおり、「ゴミ」なので、最初は笑われるかもしれないし、厳しい言葉を浴びるかも知れません。

それでも、後々のために、しっかりと数をこなす期間を作ると良いと思います。

 

それでは、また次回。