色黒大阪人事が気ままにつぶやくブログ

色黒で大阪人で人事な僕がなんかつぶやきます。

仕事で大事なのはQS率を上げること

私が仕事をする上でかなり重視しているのがいかにQS率を高めるのか、ということ。
今回はそんなお話。

関連記事に以下のものもあるので、よろしければご覧ください。

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QSとは

QSとは野球用語であり、クオリティスタート(Quality Start)の略です。野球において先発投手を評価するための指標であり、その定義は6イニング以上投げて自責点を3点以内に抑える、というもの。

簡単に言えば、出来るだけ長いイニングを投げて出来るだけ点を取られない、そういう人を評価しましょう、という指標です。そして野球においてこのQS率が高い投手というのは、「いつも安定して良い投球をする」と言えます。
つまり、調子の波が小さく、悪い時にもしっかりとパフォーマンスを発揮できる、ということです。

QSが評価されるようになった経緯

野球においてこの指標が評価されるようになった理由に少し触れておくと、これまで投手を評価する指標は、

  • 防御率(平均で何点取られるか)
  • 勝利数(何回勝ったか)

の2つでした。もちろんこれでもある程度は計れるのですが、
防御率は「平均で何点取られるか」なので、10点取られる日や1点で抑える日があるという「ばらつき」を考慮できない、という点で
勝利数は「勝てばいい」ので、1点で抑えて勝っても、5点取られて(打線が打ってくれて)勝っても同じ「1勝」としてカウントされる点で
それぞれ不十分と考えられます。
打線がどれくらい打つかに関わらず、いつもある程度抑えて「勝てるチャンスをしっかり作ってくれる」というのがQSという訳です。

「ばらつき」が少なく、「(結果として)勝てなくても、勝つチャンスを作る」ことができる投手を評価するQSが重視されるようになったのです。

調子が悪い時にどれだけパフォーマンスを保つか

仕事にせよ、スポーツにせよ、難しいのは調子が悪い時にパフォーマンスを落とさないことです。スポーツでは「スランプ」という言葉で逃れられることもありますが、仕事で「スランプなんで結果出ません」とはなかなか言えないものです。

しかし、正直に言って、調子が悪いというのは誰にでも起こることだと思います。いくら優秀な人だとしても、気分が乗らないというのはあるでしょうし、体調がベストじゃないこともあるでしょう。

誰にでも起こりうることだからこそ、そういう調子が悪い時にしっかりパフォーマンスを保つことが出来れば、「あいつはどれだけ大変でも、しっかり仕事をやるやつだ」と信頼を得ることが出来ますよね。

「働き方改革」でクオリティの担保が必要になる

いわゆる「働き方改革」が叫ばれるようになって久しいですが、その結果労働時間という量を確保できなくなったため、一定時間内の質を上げることが重要になってきます。
この質というのがまさにQSのことではないかと考えています。

「8時間でいかに成果を上げるか」

という議論は割りとされているイメージがありますが、ここでいう「成果を上げる」は平均や最高値ではなく、「QS率を上げる」方が正しい解釈なのではないかと感じるわけです。

労働者に対する給料という形での報酬や期待に対し、これまでは貢献分(=リターン)として定量化できる「労働時間」という概念が一定以上占めていたわけですが、それが働き方改革の1つである適切な残業時間規制によって(極端に言えば)一律化されていく以上、その質を上げるほかありません。

使用者と労働者の関係を投資とリターンだと解釈するのであれば、ハイリスクハイリターンよりもより確実にリターンが返ってくるものが評価されるようになる向きがあるでしょう。

そういう意味で、安定的にパフォーマンスを発揮できる、最低限のクオリティを担保できる人材が評価されるようになるではないか、と考えるわけです。

クオリティを担保するために出来ること

クオリティを担保する上で、個人的に意識しているのは、外的要因と内的要因をしっかりと整理する、ということです。

外的要因とは自分の努力ではどうにもできないもの、

内的要因は自分の努力や工夫で解決できるもの

です。

ここは100%切り分けられるものと、そうでないもの(外的要因が80%、内的要因が20%など)とありますが、圧倒的に後者が多いので、そのバランスの見極めを適切に行えるかどうかが安定的にパフォーマンスを発揮することに繋がります。

そしてこのバランスの精度を上げるには、自分と他人の感覚のギャップを認識することが大切です。
他人の感覚に左右されたり迎合されたりする必要はありませんが、周りの人間と自分の価値観を比較する上で

「どこが同じなのか」

「どこは違うのか」

を意識できるようになることはとても重要なことになります。

最後に

年も明けましたし、私の場合は職場にも変化がありました。
「結果を出したい」という気持ちはもちろん大いにありますが、大きな結果を求める一方でQS率も意識して、安定して高いパフォーマンスが出せるビジネスパーソンになることが2018年の目標です。
また、こうした形での発信も継続的に行っていきたいと思います。
それでは、また。