色黒大阪人事が気ままにつぶやくブログ

色黒で大阪人で人事な僕がなんかつぶやきます。

女子は就活に不利!?~『「頭のいい」女子はいらないのか』の記事に思うこと2~

先日Yahooニュースを見ていると、

「頭のいい」女子はいらないのか:ある女子国立大院生の就活リアル

headlines.yahoo.co.jp


というBUSINESS INSIDER JAPANさんの記事が配信されていました。
結構面白い記事、というかこれで悩んでいる人もいるのかな?と思うので少し書いてみようと思います。

この記事のポイントは
「頭のいい」女子
というフレーズですが、それを「頭のいい」「女子」に分けたうえで個人的な見解を話していければと思います。

ちなみにこの元記事を読むと「頭いい女子」だから苦戦しているわけではない気もしますが、ここでは考えないことにします。

 そして今回は「女子」に焦点を当てていきます。
「頭のいい」に焦点を当てた記事は先日配信した下記をご参照ください。

www.blackenny.com


なお、今回の記事ではBUSINESS INSIDER JAPANさんの記事に従って「女子」という表現を用いています。個人的にはあまり好きな表現ではありませんが、ご容赦ください。

「女子」は就活に不利なのか?

ネットの情報だったり、いろんな調査結果を参照しましたが、不利や有利を決定づけるようなデータはないように感じました。
総合職採用者の男女比率をもとに「女子」の不利を主張している記事などがありましたが、そもそもの志望者数という絶対抜けてはいけない前提情報が抜けていたり、
「不利だと感じたか」という体感ベースの話になっていたりで、なかなか客観的な根拠はないなーというのが僕が受けた印象です。

とここで終わってしまっても意味がないので、採用担当をしていて感じたところをメインに話をします。
なので、どうしても僕の実感や周囲の採用担当からのヒアリングベースになってしまうことをご容赦ください。

男女で枠が決まっていることはあるのか

かなり前ですが、知り合いの採用担当約10名とこの話をしたことがあります。
そのときの答えはほぼ全員が
絶対的ではないけど、ぼんやりとした枠はある
というものでした。
具体的には、

・10名の採用枠で男女5名ずつで採る
・部署の属性によって配属を分ける
・全社の男女比に合わせるように採る 

 というようなものでした。
どれも組織作りを前提として考えられているものですし、違和感ないと思います。
しかし、もし10名中9名の枠がすでに埋まっていて、あと1名しか採れない、そしてその1名は男子(女子)がいい!となってしまうことは必ず起こり得て、
その時に不用意な発言をしてしまうと「男子(女子)は採る気がないんだ!不利だ!」って思われてしまうこともありそうですね。

ここは就活や採用の難しいところの1つかもしれません。

「女子」の多角的な考えがあだになる?

これは特にベンチャーの採用担当で話題になったことなのですが、

「女子」は結婚や出産など、男性と比べると将来について考えることがどうしても増えてきます。また、両親や友人も同じように考えるでしょう。
「本当にそこでいいの?」と何度も聞かれるようです。
その結果、すごく時間を掛けて、いろんな角度から考えて悩んでくれます。
そうすると2つの問題が起こります。

・悩んでいる間に採用枠が埋まっていく
・悩んだ末に行きつくのは「失敗しない選択肢」

という2つ。
ベンチャー企業だと採用枠自体が5名など少ないところも多いので、悩んでいる間にほかに内定者が出てしまって、枠が減ってしまうというのは良くあることです。
もちろん、「絶対に欲しい!」という学生の場合はその分の枠を確保していることもありますが…。ちなみに採用経験15年以上のあるベテラン人事の方曰く、「女子は男子の2倍くらい決断に時間がかかると思っていたほうがいいよ」とのことでした。それくらい「女子」は真剣に慎重に将来に向き合っているのだと思います。(「男子」が適当という意味ではありません、悪しからず。)
そして、色んな人の意見を聞いていくことによって、どれが正解かわからなくなるというあるあるに苦しむ学生もよく見ます。そうすると「失敗したくない」「リスクは取れない」「今はやめておこう」みたいな思考になることも多いようですね。
そうすると無意識にネガティブチェックをメインでするようになり、「この会社に行きたい!」ではなく「○○な環境は嫌だから、この会社に来たい!(ほかでもいいけど)」という志望動機に変わってしまっていると。
そうなるとなかなか採用するのは難しくなるかもしれません。

「○○だから」で思考停止しないこと

僕が思うにこれが一番大事です。
先に挙げたように、場合によっては「女子」であることが不利になったり、不利に感じることはあると思います。
ただ、多くの企業にとってそれはあくまで「追加要素」みたいなものです。
絶対的な魅力があれば、一切関係のないものです。

 

「この仕事は体力仕事だから、女子には相当きついよ」
→「女子でも体力があれば働ける」

ということでしょう。

 

「女子だから」というだけで絶対的に落とされることはほぼ無いと言い切ってもいいでしょう。

語弊を恐れずに言ってしまえば、
「女子だから落とされた」という思考になるような人間だから「落とされた」とも言えるでしょう。
なにか1つの理由だけで「採用」されることもなければ「不採用」になることもありません。それがよほどのこと(犯罪など)でなければですが。

これって「女子だから」に限った話ではなく、「学歴がないから」「地方出身だから」など「○○だから」で思考停止せずに、それ以外の理由を考えようとすること
それが大事だと思いますね。 

まとめ

話は少し前後したり逸れたりしてしまいましたが、
「女子だから」というだけで就活が不利か(あるいは有利か)と言われると、「それは違う」というのが今回のお話でした。
もちろん補助的な要因として、追加要素として、「女子」であることがプラスマイナスどちらかに働くことはあるかもな、くらいです。
ただそれはあくまでサブ。
何が本当に原因だったのか、を考えるのを忘れないようにしないといけませんね。

そしてこの記事を書いて思いました。女子就活ってちゃんと考えた方がいいな、と。

探り探りで書いてしまっている部分も多く、勉強不足を痛感しましたね。

それではまた。